若者はもちろん、50,60代からも支持されているシンガーソングライター兼マルチアーティストのVaundy(バウンディ)さん。
作詞作曲編曲ほか、デザイン、映像が融合した個性的な作品が人気の理由となっています。
そんなVaundyさん、一体どんな生い立ち?と気になる人も多いようですね。
この記事では、
●天才Vaundyを生んだ納得エピソード5選
●Vaundyは現代版ピカソ?!
●Vaundyが目指すのは『不安定な作品』を作ること
●天才Vaundyが後悔していること
について、まとめてみました。
ぜひ最後まで楽しんで読んでくださいね!
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Vaundy(バウンディ)生い立ち:天才を生んだ納得エピソード5選
若者はもちろん、50,60代からも支持されているシンガーソングライター兼マルチアーティストのVaundy(バウンディ)さん。
作詞作曲編曲ほか、デザイン、映像が融合した個性的な作品が人気の理由となっています。
圧倒的なマルチな才能を発揮しているVaundyさんですが、生い立ちを詳しく見てみると、その天才性が創り上げられたエピソードがあることがわかりました。
【エピ1】幼少期~高校まで音楽漬けだった
【エピ2】ごみから玩具を作るのが当たり前だった!
【エピ3】音をデザインしている
【エピ4】和音から逸脱させている
【エピ5】音楽市場を分析してきた
詳しく見ていきましょう!
【エピ1】幼少期~高校まで音楽漬けだった
天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードの1つめは、『幼少期から高校まで音楽漬けだった』ということ。
Vaundyさんが幼少期から親しんでいた楽器は、ウクレレ、アコースティックギター、エレキ・ギター、DTMなど。
お母様がジャズバンドのボーカルをされていたので、音楽が日常にあるのが当たり前の環境だったことがわかります。
幼少期に1番最初に触ったのはたぶんウクレレで、小学校2年生くらいのときにお母さんがアコギを買ってくれて。でも、弾けなくてすぐに辞めて、中学生になってエレキ・ギターを買って練習したんですけど、それでも全然できなくて、DTMとかを使うようになりました。
高校に入ってからも軽音部に所属しながら、バンドサウンドのオリジナル曲もいろいろと作るようになって。高校2年生の7月に「ヴォイス」という音楽塾にも入って、ちゃんと音楽を勉強するようになりながら、美術系大学の受験のためにデザインやデッサンの勉強を始めました。
2021年8月15日Lmaga.jp/https://www.lmaga.jp/news/2021/08/303256/
自分の音楽の才能をさらに磨きたい、きちんと体系的に音楽やデザインを学びたいとの考えから、音楽塾と芸術系の大学に踏み込んだVaundyさん。
本気度が伝わってきますね
【エピ2】ごみから玩具を作るのが当たり前だった!
天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードの2つめは、『ごみから玩具を作るのが当たり前だった!』ということ。
幼少期から、おもちゃとの距離感がたくましいですね
過去のインタビューから、もともと1からモノを作るのが大好きだったとのこと。
めちゃくちゃ好きでしたね。ものづくりが当たり前の環境で生きていたので。
それこそ、家に廃材置き場みたいな所があったんですけど、そこからゴミを持ってきておもちゃを作る、みたいなことを子どものころからやっていたんです(笑)。
無いものは自分で作る、というのはずっとやっていましたね。
2023年12月15日TOKYO FM+/https://news.audee.jp/news/4Gb1D1oZYE.html?showContents=detail
使えないごみを使えるように工夫するのはなかなか大変なこと。
“自分がやりたい表現をするためにはどうすればできるか”を編み出す能力がとことん培われたと言えそうですね。
【エピ3】音をデザインしている
天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードの3つめは、『音をデザインしている』ということ。
音をデザインするってどゆこと??
デザインの場合、何か問題があると、それをどういう技術やマテリアルを使って解決するかを考えます。
僕にとって、それを音楽に取り入れるのは必然でした。曲を作る時も理由を考えるんです。『なんでこの場所にこういう音や歌詞が入っているのか』とか、『なんでここが跳ね上がると気持ち良いのか』とかって。
2020年11月11日日経エンタテインメント/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65656530Q0A031C2000000/
そういう風に常に疑いの目を向けるようになりましたね。
音楽を聴く側からすると、「いいメロディだな」「なんとなく心地いいな」「めっちゃカッコいい!」と本能的に自分が欲するものに飛びつきがち。
でもVaundyさんはその点を科学的に分析したわけですね
その結果、年代問わず広い世代に受け入れられやすい作品が生まれ続けていると言えそうです。
【エピ4】和音から逸脱させている
天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードの4つめは、『和音から逸脱させている』というもの。
和音を使わない…ってこと??
これまた難しい概念ですね
過去のインタビューで、ものづくりの壁に悩んでいると語ったVaundyさん。
従来の作曲法で作曲すると、どうしても旋律が似てしまうとか。
似てしまうのはやむを得ないと理解しつつも、その壁をぶち破りたいと奮闘しています。
オリジナルなものを生み出すには自分で新しい楽器を作った方が早いとさえ思う。和音から逸脱して作っているつもりだったが、それに名前が勝手に付いてしまう。
2022年10月9日/https://www.youtube.com/watch?v=PZx1V2HSbJQ
和音から逸脱すると、
音楽でありながら、音楽でないものを作ることに挑戦する
そんなイメージかもしれません。
【エピ5】音楽市場を分析してきた
天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードの5つめは、『音楽市場を分析してきた』こと。
入塾した『音楽塾ヴォイス』での成長として、次の変化を述べられています。
メジャーで活躍しているアーティストがどんな音楽を作っているか、なぜ売れるのか、そういう観点で音楽を聴くようになったかなと思います。
どの曲をカバーしたり、聴いたりしても、なんでみんなこれが好きなんだろうということを考えて分析するようになった。
2020年5月15日音楽塾ヴォイスYouTube
ヒットした理由とか、人間性とかを気にするようになりました。
何をするにも「それはなぜか」という点を深掘りするのは大切なことですね
偶然にバズった、売れたということではなく、緻密な分析のもと、繰り返し音楽市場に新たな音楽を出し続けた結果、大きく伸びたと言えるのではないでしょうか。
Vaundyは現代版ピカソ?!
このように、Vaundyさんの考えていること、モノづくりへの在り方、目標としているところなどを見てくると、彼は画家ピカソのような思考を持っているのでは、と思えてきます。
500年間続いたヨーロッパの美術の伝統を根底から覆した運動は『キュビスム』と呼ばれ、20世紀からの美術の在り方に大きすぎる変化をもたらしたとされています。
ピカソはその美術の原点ともいえる作品を多く残しています。
<キュビスムとは>
奥行きのある風景を複数の視点から見て幾何学的な形で捉え、それを平面に表す様式のこと。
人間やモノ、自然など、絵を構成する要素が立体的(キューブ)に見えることから『キュビスム』と呼ばれている。
(引用・要約:https://artnewsjapan.com/article/876)
わかりやすく言い表すと、
『キュビスム』=立体感のある物体の表面をすべて平面に描くこと
いわゆる『立体的な本物らしい絵画からの脱却』と考えられています
500年もの間の常識を覆したんですね
ここで、ピカソの価値観や作品の特徴を見てみましょう。
「誰もが芸術を理解しようとする。ならば、なぜ鳥の声を理解しようとはしないのか。人が、夜や花を、そして自分を取り巻く全てのものを、理解しようとしないで愛せるのはなぜだろうか。なぜか芸術に限って、人は理解したがるのだ。」
「いかなる創造活動も、はじめは破壊活動だ。」
(パブロ・ピカソ名言集より)
創造は破壊から始まるとするピカソ。
従来の奥行き感を出す遠近法によって絵を描くスタイルを破壊し、絵画の新しい技法を生み出したことになります。
つまり、絵画の世界において、ピカソはそれまでとは全く異なる技法を生み出したんですね
この考え方が、既存のやり方に満足せず、常に新しい在り方を模索し続けるVaundyさんと似ているのではないでしょうか。
Vaundyが目指すのは『不安定な作品を作ること』
ピカソの描写様式を把握したところで、さらにVaundyさんの創作スタイルを知ると、まさにピカソに似ている?!と思えてくるかもしれません。
今後、Vaundyさんが目指すところは『不安定な作品を作ること』、と発言されています。
音楽、デザイン、映像と分けて見てみましょう。
音楽の場合
Vaundyさんが、楽曲作りで追求しているのは『違和感のあるもの』。
インタビューやSNSでも次のように発言されています。
日本の音楽はまだメロディアスな部分が多い。ぼくはリズムから作曲するが、ドラムの皮を張り替えて極力音程がわからないようにする。
リズムから作るというのが、今の日本音楽を打開するポイントだと思う。
2022年10月9日/https://www.youtube.com/watch?v=PZx1V2HSbJQ
音程をわかりにくくするって音楽とは真逆かも
このように、Vaundyさんは常にこれまでにない音、ズレた音、おかしな音、めずらしい音を探しているんですね。
Vaundyさんが作る曲の違和感については、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考に読んでみてください。
デザインの場合
続いては、デザイン。
書いた絵がそのモノに似ていることが大事、なのではなく、十分すぎるくらいに理解することが最も大事としていますね。
デッサンするときって、日本の多くの人は写実的な部分だけ見がちなんです。でも、似てることが重要なんじゃなくて、その性質がどういうものなのかを理解するっていうのがデッサンにおいては本当に大事なことで。似てるか似てないかじゃなくて、理解してるか理解してないかの問題なんです。
デッサンの勉強をするときに最初に言われて面白いなと思ったのは「触ってみて」と言われたことでした。それは、こういう凹凸があるから、光が当たったときにこんな影が生まれるということを知る必要があるから。
なので、材質とか、重さとか匂いとかも含めて、その物質を理解することがデッサンにおいては1番大事なことなんです。
2024年1月12日日経クロストレンド/https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00581/00076/
次の絵は、Vaundyさんが楽曲をYouTubeに投稿しはじめた活動初期の頃のものです。
大学在学中に描いたものですね
対象物をよく理解すること、その上で壊すこと。
そのモノをよく理解できていさえすれば、似ているかどうかは二の次と捉えることができるかもしれません。
こちらはLIVEでの照明ですが、照明の入れ方にも独特さを感じます。
色んな方向から撮った時の画を計算しつつ、平面だけでは生まれない空間デザインにも凝っているのではないでしょうか。
映像の場合
Vaundyさんの最終的な目標は、音楽での認知度を高めた後は、
映画監督として活動すること
と話されています。
将来の明確な夢を持っているって素敵ですね
今の時代、もう音楽は耳だけで聴くものじゃないから。視覚と聴覚がうまく合わさった時に初めて、SNSで楽曲が広まっていくものだと思っています。
世界中の人に僕の曲を聴いてもらいたいという野望があるんですが、正直、音楽だけで世界に打って出るのはなかなか難しい……。言語の壁がない視覚的な要素は、すごく重要になってくると思います。
2020年11月11日日経エンタテインメント/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65656530Q0A031C2000000/
これからは、視覚と聴覚が合わさった芸術が受け入れられていくと考えるVaundyさん。
自身のミュージックビデオの映像も自分で監督・参加しており、個性的な表現への追及がますます加速しています。
近い将来、Vaundyさんが監督した映画が生まれるのが楽しみですね
天才Vaundyが後悔していること
そんな天才とも呼ばれるVaundyさんでも後悔していることがあるとか。
今のところ生きてきて一番後悔しているのは、ピアノを習っていなかったこと
将来音楽やるやらない関係なく持っていていい能力
逆にそれ以外なにも後悔してない
本当にピアノ弾けるようになりたい
自分へ求めるものや評価が厳しいように見えるVaundyさん。
これからピアノの習得にも励まれるかもしれませんね!
まとめ
今回の記事をまとめます。
生い立ちから見る、天才Vaundyさんを生んだ納得エピソードは次のとおり!
【エピ1】幼少期~高校まで音楽漬けだった
【エピ2】ごみから玩具を作るのが当たり前だった!
【エピ3】音をデザインしている
【エピ4】和音から逸脱させている
【エピ5】音楽市場を分析してきた
Vaundyさんの独特な思考や価値観、後悔していることは次のとおり!
●Vaundyは画家ピカソと思考が似ているかもしれない
●Vaundyが目指すのは『不安定な作品を作ること』
●Vaundyが後悔しているのはピアノを習っていないこと
次はどんな作品を私たちに見せてくれるのか。
才能あふれるVaundyさんのこれからの活動も本当に楽しみですね。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!