【画像】おじさん構文・おばさん構文は若者構文と圧倒的な違い!Z世代は打ち言葉

話題

おじさん構文、おばさん構文が度々話題になっていますね。

この記事では、

●おじさん構文・おばさん構文とは
●おじさん構文・おばさん構文の特徴
●若者構文ってあるの?
●若者のLINE文面

について、気になることをまとめてみました。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています




おじさん構文・おばさん構文の特徴は?

数年前から時々話題になっている『おじさん構文』。

2023年に入り、『おばさん構文』という言葉も注目されていますね。

私が使っているのはおじさん構文かな…

無意識におばさん構文になってる??

そんな声も見られています。

まずここでは、

●おじさん構文・おばさん構文の例文
●おじさん構文・おばさん構文の特徴

について見ていきましょう。

【例文】おじさん構文とは

Wikipediaによると、“おじさん構文”という名称はもともと、2017年4月に投稿された中年男性のようなLINEの文章を紹介したツイートに端を発している、とされています。

おじさん構文なる例文の画像を調べてみると、その特徴は一目瞭然。

おじさん構文例1(プレジデントオンライン)
引用:プレジデントオンライン(おじさん構文の例文)
おじさん構文例2(集英社オンライン)
引用:集英社オンライン(おじさん構文の例文)

絵文字やカタカナが多いですね

特徴をまとめると次のとおり。

<おじさん構文の特徴>
●絵文字や顔文字、感嘆符や疑問符などが乱用される
●句読点が多い
●絵文字としては汗をかいた顔や汗の絵文字や顔文字(😅・💦・σ(^_^;) 等)が多くみられる
●文末や文章内の名詞、挨拶などが一部片仮名で表記される
●文章が冗長で長い
●読み手である相手視点、特に送信先の女性目線が欠如している
●若い女性に対する下心がある
など
(引用:Wikipediaより抜粋)

これだけの特徴が挙げられるのであれば、どれが一つは当てはまってしまいそうです。

絵文字や感嘆符などが多くて読みにくかったり、返答に困るような内容であったり、不必要な内容であったりと、見た目と中身の両方に問題があると捉えられているんですね。




【例文】おばさん構文とは

続いて、“おばさん構文”を見ていきましょう。

おばさん構文例1(日経Woman)
引用:日経Woman(おばさん構文の例文)
おばさん構文例2(オトナライフ)
引用:オトナライフ(おばさん構文の例文)

おじさん構文と似てますね!

その特徴をまとめると次のとおり。

<おばさん構文の特徴>
●「~だわ」「~よん」「かしら」など語尾がおばさん言葉
●「おはよぉ」「~だょ」など小文字をよく使う
●句読点が多い
●やたらと文章が長い
●絵文字を多用する&連続で使う
●世話焼き感がある
(引用:2023年10月22日Yahoo!ニュースより抜粋)

絵文字を多用したり、句読点が多かったり、文章が長かったり、というところはおじさん構文と似ていることがわかりますね。




おじさん構文・おばさん構文が生まれた背景

筆者は40代なので、おじさん構文・おばさん構文になじみがある世代。

Z世代と言われる若者とは対話の方法が違うとは思っていましたが、こんなに話題になるほど文章に特徴があったんだなと感じます。

おじさん構文・おばさん構文が生まれた背景にはなにがあるのでしょうか。

おじさん構文、おばさん構文というのは、メール文化でコミュニケーションを取ってきた大人世代ならではの気遣いの表れ

2022年12月19日日経Woman

絵文字入りの長文が当然だったガラケー文化の名残
かつてのおじさん構文は、バイト先の店長などが女子学生に対して、下心丸出しであわよくばデートに持ち込もうとして送ってくるものが多かった。「二人で飲みに行こうとか誘ってくるのがキモい」と聞いたことがある。
しかし今は、テレワークによって上司が部下に連絡をする際に、おじさん構文になってしまっている例が増えているようだ。

2021年7月31日PRESIDENTオンライン

ガラケーやメールに慣れ親しんできた世代の特徴ってことね

SNSやチャットという文化が生まれる以前は、長文で対話し、絵文字で文章に柔らかさや気持ちを表現することが当たり前だった時代

短文でのやりとりが中心となるSNS世代から見ると特異に映るかもしれません。




若者構文ってあるの?

では、おじさん構文・おばさん構文を使う大人世代とは異なり、今の若者はどのようなスタイルでコミュニケーションしているのでしょうか。

若者とLINEすることがないから、どんな文章なのかわからない…

ここでは、

●若者のLINE文面の例文
●おじさん構文・おばさん構文との違い

についてまとめています。

【例文】若者のLINE文面とは

さっそく、Z世代と呼ばれる若者のやりとりの特徴を見ていきましょう。

若者構文例1(プレジデントオンライン)
引用:プレジデントオンライン(若者のLINE文面例)
若者構文例2(日経クロステック)
引用:日経クロステック(若者のLINE文面例)

びっくりするほどあっさりしてる!

絵文字がなく文字だけだと冷たい感じがしない?

若者の文面を見ると、大人世代とはまったく異なることがわかりますね。

顔を合わせて喋っているような話し言葉になっているのが特徴的です。

若者のLINEは“打ち言葉”

大人世代が長文を送り合っているのに対し、短文でやりとりしている若者世代。

若者のコミュニケーションの特徴をまとめると次のとおりです。

<若者のコミュニケーションの特徴>
●若者は打ち言葉でスピーディーに会話することが基本
●相手を待たせないように短文で送る
●句読点を打たない
●絵文字なし
●友達になって日が浅い人や関係性が出来上がっていない人に対しては絵文字を使う傾向がある
●絵文字を使う使わないは、相手のやり方に合わせて自分の文体を変えている
(引用:2023年11月2日現代ビジネスより抜粋)

短文でのやりとりを“打ち言葉”って言うのね!

文章スタイルを相手によって使い分けてるのはすごい!

絵文字がない文面は少し冷たい感じがしますが、若者は絵文字よりもスピードを重視していることがわかりますね。

彼らは何度もメッセージをやり取りすることが前提。
「短く、素早く送ること」が何より大事

2022年12月19日日経Woman

やり取りが続くこと自体で相手が自分に好意を抱いていることがわかる

2023年10月1日PRESIDENTオンライン

大人世代とはコミュニケーションに対する認識が大きく異なることがわかりますね。




おじさん構文・おばさん構文へのSNSの声

おじさん構文・おばさん構文と、若者の対話スタイルが大きく注目されていますが、それぞれの年代はどう捉えているのでしょうか。

大人世代の声

ここでは大人世代の声を集めてみました。

語尾がきつくならないようにあ行の小文字をつけたり、堅い印象にならないように顔文字を忍ばせてみたり、決めつけ口調にならないように三点リーダーで濁してみたり、勢いで乗りきるために ! をつけたりしてきた努力が「おばさん構文」でまとめられてて、悲しきモンスターみたいな気持ちになってる。
@agatha_

まさに高一姪っ子、要件ある時だけLINE来るけど、文面びっくりするほど簡素😳
私が叔母だからではなく、姉(姪の母)にも簡素らしく、これ、今時の若者の処世術だな?と思てる。
@kakapo_slender

おじおば世代がZ世代に合わせてLINEの文面考えることがそもそもナンセンスだし、若者文化マスターしてたら逆に年相応じゃなくて引くって人もいるから自分の好きにしたらいい
人に採点されるようなもんじゃない
@krbs19970721

おじさん構文、自分も後輩にチャット送る時は文章柔らかくなるように絵文字多用して結果おじさん構文ぽくなることがあるため、そこまで叩かなくても…という気持ちはある(セクハラは論外)
@kasuunchikasu

おばさん構文の例文を見て、私こんなに充実してないからこの文章打てないって悲しくなったおばさん。
@Hinataloss

Xより

文章の伝わり方にとっても気を遣っているのがわかりますね




若者の声

続いて、若者の声を見てみましょう。

文章に絵文字をあんまり使わないので、おばさん構文と若者の文面の違いがさっぱりわかりません。なぜ使わないかというと、絵文字出してる時間がもうだるい。要件あるからLINEするのに絵文字に気を使うのがだるい。で、絵文字がないとないで今度は冷たいの?だるいわー
@usa_cos

俺、おばさんおじさん構文のほうがぶっちゃけ優しい感じがしてすき
@ShoArai

おじさん構文とかおばさん構文とか、気持ち悪い下心とか相手を見下す感じがなければ別に好きにしてええやんって思う
@yuzu017

これ私もすごい思ってた。 おじさんおばさんがどうとかじゃなくて、 最初に「おじさん構文」として馬鹿にされてたのってセクハラめいた文章だよね? おじさんやダサいからじゃなくてセクハラだから揶揄の対象だった。 対して「おばさん構文」はただダサい感じを馬鹿にされてるんだよね。
@rubitora

おばさん構文なるものが最近ちょっとだけ話題だが。。。 うちの母親のLINEってホントそうかも(;・∀・) ま、本人が楽しいなら良いかなと。ねえ?
@ttmtsuyoshi2nd

Xより

絵文字に対する価値観が違いすぎますね

おじおば構文に意外に寛容的??

若者も人により考え方はさまざま。

会話の意図が正確に伝われば、そのスタイルは自由でいいんじゃない?という受け入れは、大人世代との隔たりを生まず助かります。

これからの対話はどう変化する?

TwitterやInstagram、LINEなどのサービスを小中学生の頃から使っている年代と、メール文化に慣れ親しんできた大人世代とではギャップがあって当然。

『〇〇構文』と名称がつくことでそのギャップが話題になっていますが、いつの時代であっても、人と人とが、できるだけ自分の意思を正確に、思いやりをもって伝える重要性は変わらないわけです。

なので、打ち言葉に慣れている若者が社会に出て、打ち言葉のやりとりでうまく意思を伝えることができなかったら、きちんとした長い文章を書き、詳しく喋れる能力はこれからの社会でも求められるのではないでしょうか。

それだけに、オンオフで使い分ける対話スタイルがより重視されるのでは、と考えられますね。

言葉は生き物。

これから社会の変化に応じて、どのように対話スタイルが変わっていくか注目していきましょう!